2010.03.17

肌トラブルは体の防御反応

肌の役目と、その形成過程

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お肌悩みのご相談は→にきび、赤ら顔解消の極意

2009.10.30

乾燥肌”だから”にきびができ続ける

「乾燥肌なのにニキビが・・・」というご相談がよく来る季節です。

が、これは「ニキビはオイリー肌の悩みのはず」という思い込みから来ます。

たとえば、「テカテカのおじさん」がいらっしゃいます。

でも「テカテカのおじさん」がニキビに悩んでいるかといえば
そんなことはありません。むしろつやつやとしたお肌でいらっしゃることが
多いんではないかと思います。

皮脂の分泌が盛んだからと言って、それが即ニキビの原因とはいえません。

皮脂が皮膚表面に排出され、正常な皮脂膜を形成していれば
むしろお肌を保護する重要な役割となります。
(先日のお話のとおりです。)

そして、乾燥肌と(本人が)感じる肌状態であっても、
ニキビの形成条件が重なればニキビは作られますし、
その状態が続けば、ニキビは作られ続けることになります。

このようにトラブルが慢性化する肌では、正常な状態が作られていません。

正常な角質層では、表面を弱酸性の皮脂膜が覆い、
角質細胞のスキマを細胞間脂質が埋め、NMFが水分を抱えています。
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このような構造が作られていれば、にきびの条件も重なりませんし
もしニキビができてもスグにきれいに治ります。

ですが、このような構造を作れない肌では、にきびの条件も重なりやすくなりますし
一度にきびができ始めると、悪化しやすく、慢性化しやすくなっていきます。

皮脂膜、細胞間脂質、NMFのうち、一つでも欠乏すれば
皮膚は乾燥を起こします。

そして、そのようなお肌はトラブルをおこしやすい状態です。
多くはもともとの肌質、そしてさらにスキンケアの間違いや
過剰な治療により、その乾燥状態は悪化します。

にきびを解消するには、まずこのような肌質の問題を解決することが
優先です。肌を正常にしていくようにコントロールすることが重要になります。

とはいえ肌質自体は「治す・治さない」の問題ではありません。

たとえば「太りやすい体質」の人が、太りやすい体質を「治そう」としても
そうはいきません。
食事と運動で、摂取カロリーと消費カロリーをコントロールしていくことが
解決の方法です。

同じように、肌を正常にしておくコントロール方法はスキンケアということになります。

とはいえ、多くの方は「化粧品を使うこと」や「美容治療すること」、
最近では「プチ整形」までもが「スキンケア」といいます。

わたしがいうスキンケアは肌表面の清潔、保湿、保護の3項目です。

これらを「目的の為に」正しく行うことで、肌は正常に役割を果たせるようになり、
結果トラブルに悩まされなくなるのです。

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2009.02.25

きれいな肌に関する知識と思考のプロセス

キレイになるためのスキンケア

「キレイな肌」になる、そしてキレイでい続けるには、肌についての知識がまず重要です。その上で、「正しい方法」を実践し続けることが大切です。

このプロセスの欠如は誤解に基づく知識や方法の実践・継続につながります。

まずキレイな肌とは正常に形成された角質層です。
角質層は皮膚の表面に作られるわずか0.02ミリの薄いものです。

角質層は皮膚の表面からさらに0.2ミリ奥の表皮基底層というところで分裂した細胞が徐々に押し上げられ、死滅し、たんぱく質の繊維と脂質が重なり合ったバリアです。
この構造が形成される過程で、水分を抱えるアミノ酸、表面を覆う皮脂膜が作られることで正常な状態となり、「体を守る」という役割を果たせます。

ところが体質的に脂質の生成がうまくいかない場合や、間違ったスキンケアを継続した場合、正常なバリア構造を維持できません。

それでも、「体の外の環境」が生命維持の脅威であることに変わりはありません。ですから皮膚は「角質層が正常でない場合の防御反応」を起こします。

これが結果的に敏感肌や乾燥肌・肌荒れ、そしてひいてはニキビや赤ら顔の症状が続く決定的な原因になります。

この解決には正常に角質層が形成・維持できることが最優先課題であり、逆にいえば、角質層が正常に機能していれば、「防御(トラブル)反応」が沈静化する過程でトラブルは解決されます。

その具体的な方法が「日常的に行うスキンケア」です。

先ほどからお話しているように肌トラブルの原因は「角質層が正常でない場合の防御反応」です。

ですから、このような反応が「起きないようにしておく」ことが重要です。どんなに「起きるな」と考えても、皮膚が刺激に反応することを止めることはできません。皮膚は私たちの意思とは無関係に自動的に反応し続ける仕組みになっています。(だから私たちは生きていくことができます。)

※「お肌をキレイにしたいと考える場合」では、この皮膚の仕組みを「基準」として考えることが必要です。日常的な利便性や、情緒的な宣伝文句は「お肌をキレイにするための基準」にはなりません。考えのプロセスが間違っていると、方法も間違います。「お肌をキレイにしたいと考える場合」、どんなにがんばっても結果は得れません。

皮膚は体の一番表面ですから「日常的に」反応を起こす必要があります。そうならないために角質層があります。
しかし角質層が正常に作れない、ということから慢性的なトラブルを起こさざるを得ないということです。

つまり日常的にスキンケアを行うのは、「常に正常に角質層を形成できている」ということを目標とするからです。

具体的には清潔・保湿・保護の3項目を行います。すべて必要です。

少々簡単に言うと、これらの「一連の行為」によって

汚れや細菌への防御反応
紫外線への防御反応
乾燥への防御反応

を「起こさなくていいようにする」ということです。
「正常な角質層と同じ状態」を「これらの手間」を掛けることで維持するということです。

もちろん、清潔・保湿・保護も、自己流で行ったり、成分の薬理作用を期待して行うと失敗します。
方法を間違ったスキンケアは、スキンケアを行うこと自体がマイナスの刺激になるからです。

ですから、「お肌をキレイにしたいと考える場合」では、「指導どおりの方法を実践」することが欠かせないことになります。

再三お話したように、皮膚は「生き物の役割」を淡々とこなします。
「できるだけ手軽でカンタンでコストのかからない方法」というのは「消費者の要求」としては私は理解します。
が、肝心の「皮膚」は、「消費者の要求」に答えてくれる人体器官ではありません。

「自分のお肌をキレイにしたい」と考える場合では、皮膚とは何か?をよく理解し、「自分が」お肌に何をしてあげれるか?という立場でスキンケアに励むことが大切です。

そして結局は、それが一番手間も費用も時間もかからずに、「きれいな肌になる」というゴールに着けます。
急がば回れというのは、そういうことです。

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